幸せのおすそわけ
2018年04月17日
こんにちは。金 愛利です。
先日、所属しているNPO団体スマイリングホスピタルジャパンの活動で、淀川キリスト教病院子どもホスピス病棟で音楽遊びの活動に行ってきました。
重度重複身体障碍児を対象にして、音楽で楽しんでいます。
私が弾く音楽を聴いてもらうのではなく、一緒に参加してもらいます。
子ども達は、手足に硬直があったりして自分で手足を動かせない子もいるし、なかなか身体を本人の思うとおりに動かせない子、目だけを動かす子などいます。
え?じゃあ、どうやって楽器を鳴らすの?と思いますよね。
子ども達は子ども達のペースでしっかり参加してくれていますよ(嬉)
触れるだけで音が鳴るウインドチャイムは、大活躍です。手を動かすことができない子どもには、セラピストが楽器を近くまで持って行き、指先に触れさて音をならします。
この楽器、かなり人気で笑顔を見せてくれる率高いです。きっと珍しいのでしょうね。
子ども達も興味津々で目をこちらに向けてくれたり、一生懸命自分の腕をコントロールして触ってみようという意欲もビシビシ伝わってきます。
そして、なにより子ども達が満面の笑みを見せてくれた時、周りのスタッフの歓喜たるや(笑)シャッターチャンスを狙って、スタッフも大忙しなんです。
その時、思いました。
ここに居る子ども達は、かなりの介護が必要で一人でできることが少ないが、とても小さな自分の動きで音を鳴らし、そしてセラピストのピアノと音を交えているこの時間、この瞬間は、周りの人々を最高に幸せにしてくれている時間なんだと。
身体的には日々介護を必要とされている子ども達だけど、彼らたちは幸せのおすそ分けのスペシャリストだなぁと思います。