音楽療法とは

音楽療法とは?

音楽療法は、生活の質(QOL)の向上・病症の軽減をはかります。

対象者(クライアント)の身体的、感情的、精神的、認知的、社会的なニーズに合わせて音楽を計画的に使用する心理療法です。

音楽療法の目的は、音楽が上達することではなく、その過程で起こる心理的変化を大切にしています。


対象者は?

子どもから高齢者

支援が必要な方:

    療育を必要とされている幼児・児童 身体障碍児・者 知的障碍児・者

    精神疾患を患っている方

健康な方

音楽を使った心理療法を受けてみたいと思われれば、どなたでもうけていただけます。


こんなことで困っていませんか?

気持ちを表現するのが苦手

意思疎通が取りにくい

集団が苦手、人への関心がうすい

気持ちのコントロールが苦手

自信がない

音楽を使った認知症予防をしたい

気分が落ち込み、何もやる気がでない

より健康度を高めるために、生活の質(QOL)を向上したい

ストレスをマネジメントしたい(リラックス法を知りたい)


どんな音楽を使うの?

即興音楽や既製曲を混ぜ合わせながら、音楽活動を行います。

即興音楽とは、その場に居る対象者さんの息遣い、表情、気分、会話などすべての表現をくみ取りながら歌ったり、楽器を鳴らしたりします。対象者さんもセラピストも構成のない音楽活動に、同じ立ち位置で取り組む共同作業になります。その過程には、教えるー習うといった縦の関係性ではなく、横の関係性が生まれます。

どちらの活動も、基本は生の音楽になるので、対象者さんのペースでゆとりを持って待つことができます。


どんなことをするの?

対象者(クライアント)が何を必要としているのか、どのような状態になるのが望ましいかセラピストが査定した後に、どのような音楽活動をするかを計画してセッションを進めていきます。

例えば、心のケアに重点を置くセッションの場合は、即興音楽活動をしながら「今ここで」身体感覚への気づき、思考や感情への気づきを促していきます。


子どもの発達に関する活動を重点に置くセッションの場合は、「遊びを通した心理療法」とご理解くださればイメージが付きやすいと思います。

即興音楽&既製曲での音楽活動の過程では・・・

自尊感情を上げる

意欲的な気持ちを促す

できたという達成感から自信を持つことができる

自分が誰かの役に立っているというよい体験(愛他的体験)

他者を通して模倣・学習・修正

他者から受け入れられる体験(受容体験)

といった様々な心理的作用が根底にあり、セラピストは計画的に音楽活動を構造して子ども達に提供しています。


高齢者への音楽療法セッションでは、身体的制限が徐々に現れる中で、今出来ることを伸ばしていくことに重点を置きます。歌唱を中心とした回想法や目新しい楽器を鳴らして何かに挑戦する意欲を促します。日常生活の中に、挑戦する時間、昔を思い出す時間、積極的に他者と関わる時間、軽い身体運動を行う時間を提供することにより、生活の質(QOL)の向上を促します。


ストレスマネジメントの音楽療法セッションでは、呼吸法を整えたり、身体の緊張をほぐす方法を学び、即興演奏を通して自分の感情や気持ちに気づく過程をサポートします。最終的には日常的にストレスのセルフコントロールが可能になるのが目標です。


全ての音楽活動は、対象者が主役となる参加型のセッションになります。


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